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著書『痴呆を生きるということ』『認知症とは何か』で有名な小澤 勲 先生*1がセレクトされた、「ぼけ」をテーマにした文学作品・詩歌・絵本を、毎月1冊ご紹介します*2。
ストーリーを追いながらも、認知症の人を理解する上で見逃せないポイントが、小澤先生の視点から語られます。そのあたたかな“まなざし”は、認知症の人にかかわるすべての人がもっていたいものといえるでしょう。
どうぞご期待ください!
*1 小澤 勲(おざわ いさお)先生京都府立洛南病院精神科医勤務後、広島の老人保健施設「桃源の郷」で7年間勤務。その後、京都の種智院大学に転職し、教授、客員教授を歴任。次代を担う若者たちに、認知症の真の姿を伝える授業を続けていた。2002年4月に肺がん末期、余命1年と告知され、「ぼけ」をかかえる人の、また彼らとともに生きてこられた方々の思いを、世間に少しでも伝えたいと、日々奮闘されていた。2008年11月19日永眠。代表的著書:『痴呆を生きるということ』『認知症とは何か』(ともに岩波新書)、『物語としての痴呆ケア』 (土本亜理子さんとの共著、三輪書店)など。
*2 本稿は「認知症の人と家族の会」の会報誌『ぽ~れぽ~れ』で連載していた「ぼけを読む」「徒然にぼけを読む」から、家族の会の了承を得て転載させていただいています。
転載をご快諾いただきました「認知症の人と家族の会」事務局様に心より御礼申し上げます。
2019年09月18日