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認知症 plus 院内デイケア生活機能の維持・回復を目指す
旭 俊臣・坂本 昌子・賀曽利 裕 編
B5判、144頁、定価 2,530円(本体2,300円+税10%)
本書は、認知症リハビリテーションの1つである「院内デイケア(入院デイケア)」について、総論、基礎となる考え方、現在実践している病院の具体的な事例を紹介しています。
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「院内デイケア」「入院デイケア」……聞いたことはあっても、実際にどのような活動をしているのかわからない。病棟でも取り入れてみたいけれど、そもそもレクリエーションって何をすればいいの?入院日数が短いけど、できるかな?スタッフとして、管理者としての役割はどんなこと?
これらの疑問を解決する手助けとなる1冊です。
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[編者序文(抜粋)]
院内デイケア(入院デイケア)は2003年頃から全国の回復期リハビリテーション病院や急性期病院、精神科病院で行われるようになりました。2015年の日本看護協会の「病院看護実態調査」によると、院内デイケアに取り組んでいる病院は212病院にまで広がりをみせています。その内容(プログラム、評価項目、参加職員など)は病院によってさまざまで統一されていないのが現状ですが、認知症高齢者の行動・心理症状(BPSD)の軽減、運動機能の改善、また看護・介護負担の軽減などが認められることがわかってきています。
この度、院内デイケアに先駆的に取り組んでいる各病院の活動をまとめて出版することになりました。本書のPart 1で総論として「認知症ケアにおけるリハビリテーションとは」を、Part 2で認知症ケアの基礎となる考え方の「リハビリテーション・プログラムを実践するために」について述べています。そしてPart 3では実践事例として、6病院の「病院の特性に応じた院内デイケア事例」を述べています。
事例部分では、各病院の担当者の方々に、院内デイケアの導入目的から始まり、しくみづくり、導入時のポイント、院内デイケアの実際、導入前後の効果、看護師への効果・変化、今後の課題などについて、執筆していただきました。
本書を、院内デイケアにこれから取り組もうとされている病院・施設や、取り組んでいるものの実践に悩んでいる病院・施設などで役立てていただければ幸いです。そして今後ますます院内デイケアが拡充されることを願います。
2019年10月10日