Column
Nursing Todayブックレット・04
「聞こえにくい」をほっとかない
Check your hearing!
小川 郁 編
A5判、64頁、定価(本体900円+税)
加齢性難聴への早期の対応は、高齢者の生活の質を上げ、社会的孤立を防ぐと同時に、認知機能の低下を抑える可能性があると言われています。
あなたのまわりに「聞こえにくさを抱える高齢者」がいたら、ぜひ早めの耳鼻咽喉科受診をすすめてください。そして、このような方とコミュニケーションをとる時や看護・介護の場面で、本書が紹介する最新の聴覚トレーニングや聴覚ケアの知識、コミュニケーションの工夫、加齢性難聴に対する社会的支援に関する情報等をお役立てください。
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【内容】
○「聞こえ」と脳の関係:加齢性難聴が生活にもたらすリスク——小川 郁
○ 加齢性難聴のリスク因子と予防——菅原一真・山下裕司
○ 加齢性難聴に対する適切なケア:補聴器と聴覚トレーニング——新田清一
○ 看護職・介護職ができる聴覚ケア——鈴木大介
○ 加齢性難聴に対する社会的支援——小川 郁
○「聞こえ方の変化」は脳が慣れることから:補聴器と人工内耳を装用して——杉崎きみの
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世界的な医学雑誌「Lancet」の掲載論文「認知症予防、介入、ケア」では、認知症の危険因子の1つとして「聴力損失」をあげています。
そして、補聴器などで聴力損失をカバーし、十分な会話ができるように改善することなどによって、認知症の罹患割合を9%抑制することが可能だとしています。
「聞こえない」ことと認知症は関係なさそうですが、そうではありません。
ほっといてはいけません!
こちらもぜひご参照ください!
「認知症plus予防教育」
2020年06月23日