認知症 plus 行動・心理症状のケア
「その人らしさ」を引き出す支援とかかわり方
内田陽子 編
B5判,192頁,定価3,190円(本体2,900円+税10%)
「認知症だから」で諦めないでください。行動・心理症状はケアの工夫で改善します。
認知症の症状を大まかに分けると、中核症状と行動・心理症状(BPSD)の2種類があります。脳のダメージによって生じる中核症状は治りにくいのに対し、妄想や幻覚、徘徊や焦燥などの行動・心理症状は、ケアの工夫によって予防・改善することが可能です。
本書は認知症の症状のうち、この「行動・心理症状」のケアについて徹底解説。「そもそも行動・心理症状とは何か」といった基本から、行動・心理症状を予防・改善するためのさまざまなケアの工夫について、事例を通して学ぶことができます。
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第1章 行動・心理症状とケアの基本を理解しよう
1 行動・心理症状の定義
2 行動・心理症状の種類と特徴
3 行動・心理症状の要因
4 行動・心理症状の予測・予防
5 行動・心理症状のケアの基本
6 包括的BPSDケアシステム®の活用
第2章 行動・心理症状の予防や改善に向けた支援の方法を身につけよう
1 環境調整
2 コミュニケーションと意思決定支援
3 食支援と口腔ケア
4 入浴ケアと排泄ケア
5 IADLケア
6 家族ケア
第3章 行動・心理症状と薬剤調整・服薬管理について学ぼう
1 薬剤の作用と調整
2 服薬管理
第4章 行動・心理症状への対応力と医療的ケアの知識を高めよう
1 症状別対応の実際
2 せん妄を合併した際のケア
3 身体疾患の治療を要する人へのケア
第5章 地域で支えるためのケアや連携の実際について学ぼう
1 介護老人保健施設における生活支援と地域連携
2 訪問看護と多職種連携
3 地域における相談機関や行政との連携