この本には「二人が膝を寄せて読む本」というサブタイトルがあります。それに従い、小沢先生は翻訳のみらいななさんと膝を寄せて、この本を読んでみたそうです。「ちょっと照れくさかったが、心が通じたような気がした」とのことです。...more
小澤勲先生が選ぶ“認知症を知るための本”ー⑨おばあちゃん ひとり せんそうごっこ
小学生の孫の目から見た「ぼけ」のおばあちゃん。おばあちゃんに辛くあたられ、泣いているお母さんを見て、おばあちゃんは「うちゅうじんに なったんじゃないか」「うちゅうじんといっしょに くらすのは むずかしい」「おばあちゃんなんか しんじゃえばいい」と思います。よくある話とはいえ暗い気持ちになりますが、最後にちょっと救いが。...more
小澤勲先生が選ぶ”認知症を知るための本”─⑧わが母の記:その3「雪の面」
三部作の最後「雪の面」は、89歳で亡くなった母の葬儀に集まった子ども、孫たちの回想です。作者(井上靖)の「母は長く烈しい闘いをひとりで闘い、闘い終って、いま何個かの骨片になってしまったと、その時私は思った」という文章で、この小説は終わっています。...more
小澤勲先生が選ぶ“認知症を知るための本”─⑦わが母の記:その2 「月の光」
ほろ酔いの作者はぼけた母に、今日ばかりはと「さあ、おばあちゃん、同じことを何度でも言っていいよ」と言います。ところが次の日、母から「この人は変な人だよ、同じことばかり言ってる」とやり返されます。そして母は「この人」が誰かわからなくなっている…笑っていいのかどうか…リアルな場面です。...more
小澤勲先生が選ぶ“認知症を知るための本”─⑥わが母の記:その1「花の下」
これは、私小説作家ではない作者が書いた私小説です。作者の母に向ける優しいまなざし、哀切な気持ちは十分に伝わってきて、私の好きな小説の1つです。...more
[認知症とメディア] 第2回社内鑑賞会 ◇ アニメ映画「しわ」
「認知症とメディア」第2回社内鑑賞会では、スペインのアニメーション映画「しわ」を鑑賞しました。映画の概要および視聴後に行ったアンケート結果を紹介します。...more