第20回日本認知症ケア学会大会リポート②

去る2019年5月25日(土)、26日(日)の2日間、「認知症という希望」をテーマに、国立京都国際会館(京都市)にて第20回日本認知症ケア学会大会(繁田雅弘 大会長)が開催されました。周囲を山に囲まれ、緑まぶしい絶好のロケーションの中、お天気にも恵まれ、2日間で6000人を超える参加者が集まって活発な情報交換や人材交流を展開しました。

ここでは当社の編集部員が任意に取材した演題についてリポートします。

(more…)

第20回日本認知症ケア学会大会リポート①

去る2019年5月25日(土)、26日(日)の2日間、「認知症という希望」をテーマに、国立京都国際会館(京都市)にて第20回日本認知症ケア学会大会(繁田雅弘 大会長)が開催されました。周囲を山に囲まれ、緑まぶしい絶好のロケーションの中、お天気にも恵まれ、2日間で6000人を超える参加者が集まって活発な情報交換や人材交流を展開しました。

ここでは当社の編集部員が任意に取材した演題についてリポートします。

(more…)

増える男性介護者の実態と家族介護者への支援の課題<後半>

近年、核家族化により夫が妻を介護するケースや、未婚率の上昇により息子が老親を介護するケースなどが増えてきていることから、男性介護者は増加傾向にあります。介護者全体のうち、男性介護者は約3割(厚生労働省、2016年時点)と、女性に比べるとまだ少数派ではありますが、男性は女性よりも家事が苦手だったり、他者に弱音を吐けなかったり、男性独特の悩みや課題を抱え、在宅療養の継続が困難になる可能性が高いと言われています。

「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」の運営委員を務める斎藤真緒さんは、男性介護者が抱えやすい困難・課題は3つあると言います。本稿では男性介護者が増えてきた背景や実態を整理した上で、男性に求められる支援、また男性に限らない家族介護者への支援のあり方を述べていただきます。

【関連記事】増える男性介護者の実態と家族介護者への支援の課題<前半>

【お知らせ】『99歳 母と暮らせば』6月8日より公開!

続きを読む

増える男性介護者の実態と家族介護者への支援の課題<前半>

近年、核家族化により夫が妻を介護するケースや、未婚率の上昇により息子が老親を介護するケースなどが増えてきていることから、男性介護者は増加傾向にあります。介護者全体のうち、男性介護者は約3割(厚生労働省、2016年時点)と、女性に比べるとまだ少数派ではありますが、男性は女性よりも家事が苦手だったり、他者に弱音を吐けなかったり、男性独特の悩みや課題を抱え、在宅療養の継続が困難になる可能性が高いと言われています。

「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」の運営委員を務める斎藤真緒さんは、男性介護者が抱えやすい困難・課題は3つあると言います。本稿では男性介護者が増えてきた背景や実態を整理した上で、男性に求められる支援、また男性に限らない家族介護者への支援のあり方を述べていただきます。

【お知らせ】『99歳 母と暮らせば』6月8日より公開!

続きを読む

【お知らせ】『99歳 母と暮らせば』6月8日より公開!

認知症を患っている99歳の母と72歳の息子の日常生活を描いたセルフドキュメンタリー映画『99歳 母と暮らせば』が、2019年6月8日(土)より新宿K’s cinema 他、全国で順次公開されます。

先日、編集部有志で先行試写映像を鑑賞する機会がありましたので、その感想も入れつつ、本作品について紹介します。

認知症の母と介護する息子の日常生活を描いた作品

認知症がある99歳の母、千恵子。その母が住む戦前に建てられた実家に移住して「介護」を始めた71歳の息子、章。仕事の場を移してまで母と暮らそうと思った一番の決め手は、たまに尋ねてくる家族から馬鹿にされ、厳しく怒られている姿を目にしたことだった。

1世紀近く頑張って生きてきた母。普段はお茶目で明るい性格の母が、自分ではどうすることもできない老いや認知症のために、どうして家族から怒られ、日常を不快なものにされなければならないのか・・・

そう感じた章は、母の暮らしに出来るだけ寄り添いながら、残された日々を穏やかに、幸せに送ってもらおうと考えた。

認知症の人の暮らしをリアルに知ることができる

本作品の一番の見所は、日々の暮らしの中で次々に起こる摩訶不思議な出来事、進行していく母の認知症の症状が「自然体」のまま映し出されているところ。身近に「認知症の人」がいない医療・介護に従事している方や学生さんにとっては「認知症の人と家族の暮らし」がどのようなものかを知るヒントにもなるでしょう。

人生100年時代を迎えて、介護される人もする人も、ともに幸せに暮らせる介護とは?穏やかで心地よい老後とは?高齢者と暮らす家族のあり方とは?支え、支えられながら、ともに生きることのいとおしさが、じんわりと心にしみる驚きと感動にあふれる作品です。

作品タイトル:『99歳 母と暮らせば』
出演:谷光千江子 谷光賢 谷光育子 谷光章/小田中通子/谷光家の人々/川邊壽子/松本尚子/長田典/高橋綾子/前田由美子
監督・企画・撮影・編集・ナレーション:谷光章
ミュージックエディター:井口明夫
サウンドエンジニア:引間保二
イラスト:はまぐり涼子
録音スタジオ:アクエリアム
協力:クローバーデイケアセンター/湘南ピュア福祉サービス/居宅介護支援事業所/わかば訪問介護ステーション/メディケアセンター
【2018/日本/92分】
製作・著作・配給:イメージ・テン
共同配給:ムービー・アクト・プロジェクト

公式サイト:http://99haha.net

突然の認知症宣告からの約2年間<後半>

前半では、妻を51歳で若年性認知症と診断された、はかせ次郎さんの診断を受けたときの妻と自身の思い・状況について語っていただきました。つらい日々を過ごしてきたはかせ次郎さんと妻はどのようにして認知症と向き合ったのでしょうか。その後の展開を語っていただくとともに、看護職への要望や期待についてメッセージをいただきました。

【関連記事】若年性認知症者の実態と支援体制<前半>

【関連記事】若年性認知症者の実態と支援体制<後半>

続きを読む

突然の認知症宣告からの約2年間<前半>

認知症の人とその家族はさまざまな苦悩を抱えながら、日々生活しているといわれています。そんな本人・家族らの体験を理解することはとても重要です。今回紹介するはかせ次郎さんの妻は51歳で若年性認知症と診断されました。診断を受けたときの妻と自身の思い・状況について語っていただきました。

【関連記事】若年性認知症者の実態と支援体制<前半>

【関連記事】若年性認知症者の実態と支援体制<後半>

続きを読む

当社書籍で振り返る認知症ケアの変遷

2004年12月、「痴呆」に替わり「認知症」という呼称になったのを契機に、認知症ケアは著しい勢いで進展してきました。
医療の進歩により認知症の早期診断が可能となった結果、若年性認知症の本人が自ら政策提言し、認知症の人の立場に立ったケアが推進されるようになってきています。
そして、平成28(2016)年度診療報酬改定で「認知症ケア加算」が新設されたことにより、急性期病院での認知症ケアは大きく変わりました。

ここでは、弊社の既刊書籍で認知症ケアの変遷を振り返ってみます。

続きを読む

若年性認知症の人の実態と支援体制<後半>

 
 

2018年、若年性アルツハイマー病を発症する主人公のテレビドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』が話題になりました。

【関連記事】ドラマ「大恋愛」~あらすじを医療的目線で追う

【関連記事】ドラマ「大恋愛」~最終回を編集部員が見た!

今回は、あまり知られていない若年性認知症の実態を明らかにした上で、若年性認知症の人とその家族が抱えている問題や現在の社会的な支援体制について認知症介護研究・研修大府センター研究部長・医学博士の小長谷 陽子(こながや ようこ)さんに解説していただきます。<前半はこちら>

続きを読む